剣盾ランクマッチシーズン2使用構築 ネギガナイト式対面構築 「瞬間最高6位、相方最終89位」

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コンセプト
初手でダイマックスを切ってもいいからとにかく数的有利を取る。相手のダイマックスはゴーストダイブやタスキカウンターでやりすごし勝利に繋げる。

構築経緯
ネギガナイトに興味を持ち始めたのはシーズン1の終盤辺り、特性きもったまでゴーストタイプに高火力のインファイトやタイマンで返り討ちにできるカウンターを通せること、そしてなによりミミッキュの上からフェイントで皮を潰すことができる個性的な対面性能に引かれこのポケモンを軸にした対面構築を組むことにした。対面構築を組むにおいてまず最初に目をつけたのがミミッキュ、アタッカーとしても優秀なのは勿論、化けの皮とゴーストダイブで相手のダイマックスターンを大幅に稼げるので即採用。次にメタモン、このポケモンと言ったら相手の積みアタッカーをコピーして反撃する運用がメジャーなので切り返し性能が非常に高い。しかし前世代まではスカーフを持たせないと相手の積みアタッカーとの同速勝負を回避できないが技が固定されてしまうためあっさり止められやすく扱い難しいポケモンだったがダイマックスによりこだわり状態を解除して攻撃できるようになるため積み構築に対しての切り返し性能が格段に上がり採用した。この3体を固定にし対受け、起点作り、この3体で重いポケモンを意識しサザンドララプラスリザードン、セキタンザンなど色々なポケモンを試したがどれもしっくり来なくて伸び悩んでいた。また1から構築を組み直す際に重いポケモンと立ち回りを見直したところ新たな運用方法を思いついた。今までは対面構築にも関わらずサイクル脳が残っており不利対面になったときに引ける耐久ポケモンや役割対象にピンポイントすぎるポケモン入れていたせいでパーティの破壊力が欠けてしまっていた。自分が見つけた新しいコンセプトはミミッキュゴーストダイブ、カウンターネギガナイトにメタモンと相手のダイマックスをやりすごせる手段が豊富ならば先にダイマックスを切っても数的有利を取れればいいんじゃないかという展開だった。そこでもう一度重いポケモンを見直し、それらに強く出れてかつダイマックスによる対面性能が高いポケモンを探った結果残りの3体が決まった。まずは前期4位の方が使っていた弱点保険ドラパルト、型が読まれにくいポケモンなので上手くいけば切り返しが可能。ゴーストダイブもあるので汎用性が高いことを評価し採用。次に珠マンムー、氷4倍ポケモンが環境にいないのが原因で数を減らしたがマンムー自身は氷地面という広範囲の相手を見れる優秀な組み合わせのタイプを持っておりHPと攻撃も高いのでダイマックス型が弱いはずがなく苦手だったポケモンにめっぽう強いことが分かり環境に多くない今このポケモン刺さるのでは?と思い採用した。ここまで受け崩しに不安があるためアーマーガアに耐性があるポケモンを探した結果毒を無効にでき電気技でアーマーガアドヒドイデ、草技でヌオートリトドンが見れてタイプも優秀でタイマン勝負にも出せるチョッキジュラルドンを入れてパーティが完成した。この構築をアルテマさん(@Ultima_Poke)と共有した。

パーティ紹介
ネギガナイト
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いじっぱり きもったま きあいのタスキ
169(252)-204(244)-115-×-102-87(12)
インファイト フェイント カウンター いのちがけ
このパーティの軸。役割はいたってシンプルで相手の物理ポケモンをタスキカウンターで反撃だけ。相手のダイマックスにもタスキカウンターでストップもできるので数的有利を取りやすい。タスキで耐えられても優先度2の先制技があるので安定した対面性能を持っている。ルカリオも同じ技構成ができネギガナイトより素早さもHPも上でフェイントより強い神速を使えるがこのポケモンの特徴はなんと言ってもきもったまでゴーストタイプにも主力技が通ること、特に退場際にミミッキュにフェイントで上から皮を潰せるのは対面構築においてかなりのアドバンテージを取れる。初手の物理を対面突破し死に出しミミッキュの皮を潰す展開を何試合もしてきたのでこういうリードの取り方はネギガナイトにしかできないと言っても過言ではない。いのちがけは役割破壊技、ドヒドイデなど面倒な耐久ポケモンを道連れにして裏を通しやすくできる。

メタモン
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わんぱくS0 かわりもの こだわりスカーフ
HP155(252)
積みアタッカーカウンターポケモン。ミミドラパのゴーストダイブやタスキネギガナイトで相手のダイマックスターンを削り相手の能力を奪ってダイマックスで反撃が主な役割。使い始めた当初はダイマックスミラーになることが多く同速負けのたびにキレていたが相手のダイマックスターンを上手く枯らす立ち回りを意識したらダイマックスによる同速勝負を避けれるようになった。積みアタッカーが多いパーティに出すのはもちろん、受けが大半をしめているパーティにも相手の受けポケモンを奇襲で一匹倒した後に繰り出すことでTODが狙える。残念ながら攻めと受けを両立しているパーティが多くほとんどいのちがけで無理矢理崩せるネギガナイトの方を出していたが受けが大半のパーティを見かけたら出してもいいだろう。

ミミッキュ
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ようき ばけのかわ のろいのおふだ
131(4)-142(252)-100-×-125-162(252)
ゴーストダイブ じゃれつく かげうち つるぎのまい
対面突破、ダイマターン稼ぎとなんでもできる万能ポケモン。最初は珠で使用しマンムー投入後はお札に変更、火力は落ちたものの低耐久のミミッキュに珠ダメージが入らなくなり前より場持ちがよくなった。ゴーストダイブは相手のダイマックスターンを稼げる他にじゃれつくと同威力で外しもないので交代でディスアドを取らればければ安定して相手を攻撃できたりギルガルドにも強くかなり使い勝手がよかった。

ドラパルト
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いじっぱり クリアボディ じゃくてんほけん
193(236)-179(180)-101(44)-108-91(4)-168(44)
ドラゴンアロー ゴーストダイブ そらをとぶ だいもんじ
対面構築に入れなければ損する弱点保険枠。型が読まれにくいのと広い範囲の相手を見れることから前期4位の方が使っていたドラパルトをS100族抜きにして採用。上手く弱点保険を発動させれば相手のパーティを崩壊可能。ミミッキュと同様ゴーストダイブで相手のダイマックスターンを無駄にできる。耐久に振っているおかげで場持ちが良く素早さもダイジェットで補えるので対面構築ミラーに良く刺さる。弱点保険を発動させないと火力が足りないので受けが多めのパーティに選出するときは注意が必要。

マンムー
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いじっぱり あついしぼう いのちのたま
189(28)-198(236)-118(140)-×-81(4)-113(100)
つららばり じしん こおりのつぶて ばかぢから
調整(数字はHP)
A-珠ダイアイス:HBカバルドン203~242(あられダメージ込みで倒せる)
HBアーマーガア109~130
HBナットレイ95~113
無振りダイマックストゲキッス330~390
珠ダイアース:HBギルガルド179~209

HB-いじっぱりドリュウズアイアンヘッド158~188(素で耐える)
ようき珠ドリュウズのダイスチル304~359(ダイマックス時に受ける珠ダメージ込みで確定耐え)
ようきヒヒダルマ五里霧中鉢巻きばかぢから330~390(乱数25%)

S-準速ギルガルド抜き
このパーティの弱点をほとんど克服し活躍も多かったMVP。キツかった初手の弱点保険ギルガルドや起点作りカバルドンをワンパンできる超火力を持っている。役割対象である氷4倍の強ポケ不在で数が現象したためまずこちらのしたいことが読まれない。タスキ持ちもダイアイスの超火力とあられで1ターンキルナットレイやアーマーガアなどの数値が高いポケモンの後だしも許さないためeasy winできた試合が多かった。ダイナックルで相手を起点にできてダイマックスしたトゲキッスやドラパルトなどにつぶてで致命的を負わせることができる点もgood。対カバドリュにはほぼ無敗を誇るほどの刺さりやすさを兼ね備えている。

ジュラルドンf:id:arandorosu:20200129080500j:plain
ひかえめ ライトメタル とつげきチョッキ
177(252)-×-136(4)-165(76)-88(140)-110(36)
ラスターカノン かみなり ソーラービーム りゅうせいぐん
HD-臆病サザンドラのメガネりゅうせいぐん147~174
S-20振りロトム抜き
戦犯になることが多かったポケモン。かみなりの命中率体感30%、しかしよく麻痺させてくれるので怒るに怒れない。このポケモンは広い技範囲で受けを崩すのが主な役割。アーマーガアドヒドイデにはかみなり、ヌオートリトドンにはダイソウゲンを刺していく。対ヌオートリトドンはしばらく様子を見ながら確実に居座ってくる場面でダイマックスを切らなければならない。対面でも出落ちを防ぐためにかなり特防に振ったので足りない火力は技の威力で補う。10万ボルトではなくかみなりの理由も前述したもの以外に先制羽休めで粘ってくるアーマーガアに3割麻痺を押し付けることができるが命中不安なため安定はしない(変えた途端めっちゃ外し引いて何度もキレちらかした。

基本選出
ネギガナイト+メタモン+ミミッキュ-ネギガナイトで対面突破しミミッキュで相手のダイマックスターンを枯らし能力が上がった相手をメタモンで突破する

マンムー+ミミッキュ+メタモンorネギガナイト-カバルドン展開などにこの選出になる。初手に来やすいカバルドンギルガルドダイマックスマンムーでワンパンし相手のダイマックスによる切り返しはミミッキュゴーストダイブやカウンターネギガナイトでやりすごす

ジュラルドン+マンムー+ネギガナイト-ドリュウズがいない受け寄りのパーティはこのパターン。立ち回りの中でマンムーかジュラルドンどちらで詰めるか考える必要がある。ネギガナイトは受けの中に入っているアタッカーを止めたりいのちがけで無理矢理状況を変える役割。

ドラパルト+ミミッキュ@1-ドラパルトが凄まじく刺さっているときにはこの選出。初手から荒らしまくり相手の反撃は前述した方法でやりすごす。

重い相手
アーマーガアドリュウズ-最もキツいならび。アーマーガアを受けられるのがジュラルドンだけだがジュラルドンとドリュウズの対面ができてしまうと引けないため選出にものすごく悩まされる

ガマゲロゲ-ダイアースのDアップもありダイマックスしたこのポケモンを一撃で落とす方法がなくごまかしをしようにもかなりの致命傷を負ってしまうためかなり厳しい

鬼火ウインディ-鬼火が入ったマンムーで削りまくりミミッキュのダイホロウでしか強引に突破できない

結果
瞬間最高6位
最終日最高19位最終202位
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アルテマさん
最終日最高40位最終89位
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反省
今期も1桁には行けたものの肝心の最終日で失速してしまい2桁で終わることすらできませんでした。最終日前日は2ロムとも30位以内で準備はバッチリだったのですが。暇だから1ロム動かした結果取り返しのつかないくらい溶かしてしまい1ロムで特攻し勝てば保存を考えていた試合を技外しで負けそこから連敗し3桁前半の沼に引きずりこまれ2桁で終わることすらできませんでした。最終日前に動かしてしまったことは本当に反省するべきところでしたが最終日は相手との行動が上手く噛み合わなかったり自慢の対策が読まれたり通用しなくなったり運負けも多かったりそこから失った冷静さや集中力からなるプレミも連発してしまい勝ちきることができませんでした。前期以上に頑張ったのに前日に溶かしてしまったせいで途中から勝ちかたがわからなくなってしまいました。本当に悔しいですし記事も出すのやめようかなと思いましたがアルテマさんが最終2桁を達成してくてたことや、考察の中で最もベストに戦うことができる並びになりましたしネギガナイトやマンムーの可能性も見つけられたのでこれが少しでも多くの人の目に止まればいいと思いこの記事を出すことにしました。改めてお疲れ様でした、燃え尽きてしまいましたが来期は1から構築を組み直して最終2桁には行きたいです。

p.s
もうかみなりとかいう命中率30%技使いたくない

Special Thanks
構築相談や通話につきあってくれたアルテマさん。最終2桁おめでとうございます🎉
最後まで頑張ってくれたネギガナイト達

アルテマさんの記事も載せておきます。是非閲覧どうぞ
https://ultima.hatenadiary.jp/entry/2020/02/04/092627


https://ultima.hatenadiary.jp/entry/2020/02/05/210716
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