コンセプト
サイクル向きのメンバーを駆使して黒バドレックスやランドなどで崩しを狙う。
構築の原案者 きゐ@kiwi_poke
自分とは採用している技が一部違う記事
https://kiwi-poke.hatenablog.com/entry/2021/09/01/122432
構築経緯
・禁伝の選択
ザシアンが1番多い事は分かっている環境で、ザシアンとその他の一般ポケモンの上を取れて且つ、抜き性能の高い黒バドレックスを選択した。悪ゴーストというメジャータイプが4倍弱点で、先制技である不意打ち、かげうちで縛られる事とその他スカーフポケモンに止められるのを嫌って襷での採用した。
ただ襷バドレックスだけでは火力不足になってしまう。そこで相手の伝説に対して受け出しできるポケモンを採用することで、ワンサイクル確実に回しつつ、その中でバド圏内に全員押し込んでいくと言う戦術をとる事にした。
まず最初に入ったのが黒バドレックスが最も苦手とする悪タイプに軒並み強いカプ・レヒレ、ミストフィールドで状態異常に頼るパーティに対してサイクルを有利に進めていくことができる。
電気の一貫はなんとしても切りたいのでレヒレと相性がよくスカーフや耐久が主流になっているおかげで意表をつくことができる鉢巻ランドロスを入れた。
さらにクッションとして破格の性能を持ち重力うたうでランドロスの一貫を作ったり上振れを狙えるラッキーを採用。
次にカイオーガや相手の黒バドレックスに強く強力な先制技やはたきおとすが使えて汎用性が高いチョッキゴリランダーを投入。
最後にザシアンやゴリランダーを受けれて壁ゼルネアスやバトンパなど対策してないと詰む構築を解決するためにふきとばしを採用したゴツメウルガモスを入れてパーティが完成。
バドレックス黒@きあいのタスキ(じんばいったい・おくびょう)
175( )-×( )-101(4)-217(252)-120( )-222(252)
アストラルビット/サイコキネシス/ドレインキッス/わるだくみ
ぽけっとふぁんくしょん!最速の禁止伝説。ザシアンやその取り巻きに強くするために対面と抜き性能を重視したタスキ悪巧み型にした。HBポリゴン2を投げてくるプレイヤーが多かったため+2サイキネで簡単に崩すことができた(実はHDでも高乱数で落とせる)。
悪タイプ相手が軒並み厳しくバルジーナやイベルタルなどは巧みキッスでやれなくもないがバンギラスやブラッキーなど絶対突破できないポケモンも多く簡単にメタられてしまうがそれを差し引いても高い素早さで圧倒する性能で拾った試合は多くあり非常に使い勝手のよいポケモンだった。
ちなみに相方はサイコフィールドワイドフォースという初見殺し戦法を使っていたので詳細は彼の記事にて。
ラッキー@しんかのきせき(しぜんかいふく・のんき)
345(156)-×( )-62(252)-×( )-138(100)-49( )
ちきゅうなげ/タマゴうみ/うたう/じゅうりょく
ぽけっとふぁんくしょん!シリーズ8と比べてダイマックスがなくなりザシアンゴリララオスウオノなどの強力な物理アタッカーが増えた影響でかなり動きづらくなっていたが特殊に対する安定感は健在でうたうによる上振れが狙えるのが特徴。
重力はそんなうたうの命中を上げたりランドの地震の一貫を作りやすくするため重宝した。ただ使った場面はランドで崩していくのを目的としていたところが多く余裕がある対面もない対面も素催眠を連発していたことが多くそれが勝ち負け両方に繋がった危ないパチンコポケモンとして使っていた。
霊獣ランドロス
ランドロス霊@こだわりハチマキ(いかく・いじっぱり)
195(244)-209(196)-114(28)-×( )-101(4)-116(36)
じしん/ストーンエッジ/ばかぢから/とんぼがえり
ぽけっとふぁんくしょん!A-HBドヒドイデを地震で確定
HB-ようきザシアンの+1きょじゅうざん最高乱数切り耐え
HD-おくびょうムゲンダイナの+1ダイマックス砲最高乱数切り耐え
S-無振りウインディ抜き
動画化されまくったものの警戒していない相手に対しては手痛い一撃を浴びせることができる型。ラッキーの重力と合わせて地面を浮いているポケモンで見ている受け構築を崩していくことができる。
177(252)-×( )-176(196)-115( )-150( )-113(60)
ぽけっとふぁんくしょん!テンプレな構成のレヒレ。バドレックスが苦手とする悪タイプ全般を見るのが役割。怒り持ちが環境に多いおかげか意外と瞑想で相手を詰ませる試合が多くあった。
ゴリランダー@とつげきチョッキ(グラスメイカー・いじっぱり)
193(140)-194(252)-123(100)-×( )-91(4)-107(12)
グラススライダー/ばかぢから/はたきおとす/とんぼがえり
ぽけっとふぁんくしょん!物理耐久に多めに振っているチョッキゴリランダー。DL調整の振り方にしても黒バドやメガネカイオーガの攻撃は2発受からないため物理にもある程度強い調整にした。
このパーティの地雷枠。あらゆるザシアンやゴリランダー入りに引っ張りだこだった。羽休めどころかタマゴ技の朝の日差しすら没収されるというかわいそうなことをされてしまったため有限受けながらもなるべくゴツメや特性発動の機会を増やすためにこらえるを入れた。
ふきとばしは一度積まれたら誰にも止められないゼルネアスやバドン構築を流すために入れた。初見では絶対警戒されずほとんどのゼルネアスを流すことができた。
パーティが相手にステルスロックをさせる機会を与えないおかげで想像以上に使いやすいかった。
対伝説相性
ザシアン軸(五分):バドガモス@1。基本的に立ち回りの勝負になる。ザシアンの取り巻きがレヒレに弱いことが多いためガモスで焼くことができればだいぶ楽になる。
ムゲンダイナ軸(選出による):上の3体を選出するなら有利、それ以外の3体のどれか1体を出すと五分。
黒バドレックス軸(微不利):相手はミラー意識でバルジーナやバンギラスなどこちらのバドレックスに対しての受け先を用意しているのに対してこちらは受け出しできるのが有効打のないラッキーなのでだいぶ厳しい。ラッキーで歌ったりレヒレで瞑想積んで誤魔化したりしていた。
カイオーガ軸(微不利):ゴリラバド@1。メガネカイオーガが多くなり不利対面を作ってしまうとだいぶ苦しくなる。
ネクロズマ軸(有利):バドランド@1。バドがS+1ネクロズマの上を取れてランドの威嚇もあるので取り巻きを上手く崩すかが鍵になる。
ホウオウ軸(有利):ランド@2。みんな聖炎で突っ込んでくるので上からエッジ当てて終わり。
イベルタル軸(五分)ランド+バドラキレヒレから選択。ラッキーで見る場合挑発持ちだと若干不利。ランドで有利対面作って交代読みエッジで出落ちさせたりもした。
ゼルネアス軸(ふきとばしバレてなければ五分):レヒレガモスバド:主に壁展開が多くゼルネにふきとばしが成功しても壁ターンを上手くからさなければならない、あと取り巻き次第で苦しくなる。ただ素でジオコン積もうとしてくるゼルネに挑発をぶちこむ瞬間はたまらなく好き。
重いポケモン
サンダー:下3体が弱くほとんどその中から2体出さなければいけないパーティに入っている。
タスキエースバーン:ランド以外誰も勝てない。マッチングしないようお祈りする。
守る持ち多めの受けループ:重力枯らされて発狂。
結果
TN Summer rain 最高最終2164 最終9位
もう片方(今後使う可能性あるので伏せる) 最高2160 最終130位くらい
終わりに
ギリギリですがまた最終1桁を取ることができました。
今期はどんなに自分で構築を組んでも上手くいかず途方に暮れてたときにきゐくんから構築を授かりそれを自分なりに改良していった結果どの構築にも対応できる並びが完成し戦っていくことができた。
最終日は神社に行った影響か最初はかなりの上振れを発揮し瞬間で1、2位を独占したが日付が変わった後から上振れタイムが消えて1ロムが沼にハマり今期2度もジェットコースターを経験したこともあり巻き返せるビジョンが見えずもう1ロムは動かさず撤退した。
自慢の構築なだけあって最終1位に挑みたい気持ちはあったが3シーズンぶりに復帰した割には最速で2ロム2100を達成したり最終日瞬間1位になれたりなどやりたい放題できたし先ほども言った通りこの環境で全対応できるパーティを自分の力で組むのは厳しく今後このルールで勝ちきれる気がしなかったので悔いはないです。
いい構築をくれたきゐくんに圧倒的感謝。シーズン21お疲れ様でした!
Twitter→@ex_depression